勇壮な手こぎ船の競漕で知られる兵庫県相生市の「相生ペーロン祭」が25日、前夜祭の海上花火大会で幕を開けた。初夏の訪れを告げる約5千発の光の競演が、空と海を鮮やかに彩った。
同日夜、相生湾に浮かぶ台座から次々に、エメラルドグリーンの大輪や同市のキャラクター「ど根性大根の大ちゃん」をかたどった花火などが打ち上げられた。今年から設けられた有料観覧席や海沿いの公園を埋めた約8万人(主催者発表)が夜空を眺め、大きな歓声を上げた。
26日は相生湾で午前9時から、県内外54チームが参加する「ペーロン競漕大会」が繰り広げられ、市役所周辺ではサンバや吹奏楽などのパレードが行われる。(豊田 修)