賛成多数で百条委員会の設置が決まった直後の斎藤元彦知事(左)と片山安孝副知事=13日午後、神戸市中央区、兵庫県公館(撮影・長嶺麻子)
賛成多数で百条委員会の設置が決まった直後の斎藤元彦知事(左)と片山安孝副知事=13日午後、神戸市中央区、兵庫県公館(撮影・長嶺麻子)

 兵庫県議会で1973年以来51年ぶりに設置されることが決まった、地方自治法100条に基づく調査特別委員会(百条委員会)。県が今後設置する第三者機関と並行し、元西播磨県民局長が作成した文書に書かれた7項目の真偽を調査することになる。強力な調査権を持つ百条委だが、識者は政争に利用される側面も指摘し、「実効性を発揮するには議会の力量が試される」とくぎを刺す。