線虫が入ったシャーレを見つめる久原篤教授(左)と、太田茜特任研究准教授=神戸市東灘区岡本8、甲南大
線虫が入ったシャーレを見つめる久原篤教授(左)と、太田茜特任研究准教授=神戸市東灘区岡本8、甲南大

 線虫と呼ばれる主に1ミリ程度の生物(線形動物)がいる。中でも「C.エレガンス」と呼ばれる種は、人間と共通する遺伝子を数多く持っていることから、さまざまな研究のモデル生物として科学や医療の発展に貢献してきた。線虫を用いた研究にはノーベル賞が何度も贈られており、神戸の研究者らも注目している。(井原尚基)