阪神・淡路大震災で家族を亡くした在日コリアン親子による講演会が10月13日午前11時から、JR新長田駅前の兵庫ひまわり信用組合5階講堂で開かれる。来年で震災から30年となるのを前に、記憶と教訓を次代に語り継ごうと同胞組織が初めて企画した。親子は「南海トラフ巨大地震が迫る中、備えの大切さを伝えたい」と話している。
講演するのは、神戸市須磨区千歳町で被災した崔敏夫さん(83)と三男の秀英さん(46)。1995年1月17日の地震で自宅が全壊し、東京にある朝鮮大学校外国語学部2年だった敏夫さんの次男、秀光さん=当時(20)=が亡くなった。