親の育児休業によって、0~2歳児が退園を求められる赤穂市の保育所=赤穂市内
親の育児休業によって、0~2歳児が退園を求められる赤穂市の保育所=赤穂市内

 2人目以降の子どもが誕生し、親が育児休業を取った場合、保育園に通う上の子が退園を余儀なくされる「育休退園」。待機児童の解消のために全国で進められた制度だが、近年、子育て世帯の負担軽減を理由に運用を見直す自治体が増えている。2人目以降を産み控える一因ともされ、兵庫県内で唯一、原則退園を続ける赤穂市では廃止を求める声が上がっている。(小谷千穂)

■「子育て世帯のニーズに寄り添えていない」と批判も

 「上のお子さん、保育所やめなあかんわ」。赤穂市に住む30代の女性会社員は数年前、2人目の妊娠が分かり、母子手帳を受け取るため市の施設を訪れた際、職員からそう告げられた。