神戸港震災メモリアルパークで、被災の実態を伝える写真パネルを見学する石川県立七尾高校の生徒たち=16日午前7時38分、神戸市中央区波止場町
神戸港震災メモリアルパークで、被災の実態を伝える写真パネルを見学する石川県立七尾高校の生徒たち=16日午前7時38分、神戸市中央区波止場町

 阪神・淡路大震災が発生した17日に合わせ、能登半島地震の被災地にある石川県立七尾高校(同県七尾市)の2年生4人が神戸市を訪れた。神戸・三宮の東遊園地で追悼行事に参加した後、復興した街並みなどを見学。震災から30年を経た神戸の歩みを体感し「希望を持って故郷、能登の復興につなげたい」と誓った。

 NPO法人日本福祉美容協会(神戸市北区)が、被災地間の交流を図る事業「未来の宝 夢と希望と絆の架け橋プロジェクト」で招いた。一行は東遊園地で竹灯籠に火をともし、地震発生時刻に黙とうをささげた後、神戸市中央区の神戸港震災メモリアルパークや人と防災未来センター、同市長田区の再開発地区などを訪ね、被災の実態や復興の道のりを学んだ。