神戸ルミナリエの「ハートフルデー」で、色とりどりの電飾を見上げる車いす利用者と介助者ら=中央区加納町6、東遊園地
神戸ルミナリエの「ハートフルデー」で、色とりどりの電飾を見上げる車いす利用者と介助者ら=中央区加納町6、東遊園地

 阪神・淡路大震災の犠牲者を追悼する光の祭典「神戸ルミナリエ」(24日~2月2日)を前に、障害者らを招く「ハートフルデー」が22日、神戸・三宮の東遊園地であり、車いすの利用者や高齢者らが訪れた。

 混雑する会期中を避けていち早く楽しんでもらおうと、1999年から実施している。

 午後6時半、光の壁かけ装飾「スパッリエーラ」(高さ22メートル、全長78メートル)などが一斉に点灯された。来場者からは「すごい」「めっちゃきれい」などの歓声が上がり、記念撮影する姿がみられた。

 神戸市北区の山中奈央さん(35)は、娘の陽菜乃さん(6)の車いすを押しながら「一緒に来たかったのでハートフルデーは助かる。とってもきれいですね」と電飾を見上げた。

 神戸ルミナリエの点灯式は24日午後5時40分から、三井住友銀行神戸営業部前広場(中央区浪花町)である。詳細は公式ホームページから。(杉山雅崇)