発生から30年となった阪神・淡路大震災の犠牲者を追悼し、記憶を継承する「神戸ルミナリエ」が2日夜、閉幕した。10日間の来場者数は計約244万8千人(前年比約15万人増)だった。
今年のテーマは「30年の光、永遠に輝く希望」で、約41万個の電球が使用された。メリケンパークや東遊園地などが会場となり、光の回廊「ガレリア」や、光の壁かけ「スパッリエーラ」などの作品が設けられた。
神戸市中央区の東遊園地では2日夜、消灯式が行われた。儀礼服姿の警備員が整列する中、「犠牲者の御霊に対し敬礼」の号令で、周囲を照らしていた光が一斉に消え、多くの来場者が見守った。(杉山雅崇)