酒気帯び運転をした上、所属部署に適切な報告を怠ったとして、兵庫県病院局は28日、県立病院に勤務する男性医師(29)を同日付で減給10分の1(6カ月)の懲戒処分にした。
同局によると、医師は2023年12月18日夜、洲本市にあった自宅近くで、酒気を帯びた状態で車を運転。信号待ちで眠っていたところを警察に摘発された。勤務後に自宅で缶チューハイを飲み、車でコンビニに向かっていたという。
医師は翌日、上司に警察からアルコール検査を受けたことを伝えたが、その後の免許取り消しや罰金の処分などを報告していなかったという。24年12月、勤務先の病院に匿名の情報提供が寄せられて判明した。
同局は、事案を詳細に確認しなかった当時の上司の男性も所属長注意の処分とした。(上田勇紀)