社民党の福島瑞穂党首が8日、神戸市中央区の兵庫県庁前で街頭演説した。社民は20日投開票の参院選兵庫選挙区(改選数3)に結党以来初となる公認候補を擁立しており、「ここ兵庫から、新しい日本の政治をつくっていこう」と声を上げた。
演説ではまず、斎藤元彦・兵庫県知事の告発文書問題について主張を展開。「やってはいけない告発者捜しを知事は行った」とし、「内部告発をつぶした責任をどう考えるのか。知事は辞任すべきだ」などと持論を展開した。
政府が進める防衛費増額や、排外主義的とも言える主張が広がっている問題にも言及。「戦争と差別は手を携えてやってくる」と危機感を示した上で、「戦争を止め、平和をつくる。差別・排外主義を絶対に許さない。社民党はそんな政治をあなたとつくっていく」などと支持を訴えた。