白くユニークな形状をしたギンリョウソウモドキの花=神戸市灘区六甲山町北六甲、六甲高山植物園
白くユニークな形状をしたギンリョウソウモドキの花=神戸市灘区六甲山町北六甲、六甲高山植物園

 葉緑素を持たない「ギンリョウソウモドキ」が六甲高山植物園(神戸市灘区六甲山町)で見頃を迎えた。木が茂るほの暗い一角で、こうべを垂れたような白い花を咲かせ、妖美な雰囲気を漂わせている。

 ツツジ科の多年草で、日本各地の林内などに自生する。秋に開花し、高さは10~30センチ。土中の菌類から栄養分を得て育つ寄生植物で、夏に咲くギンリョウソウに似ている。

 同園の担当者は「ユニークな形状だけでなく、透明感があって涼しげなところも魅力です」と話していた。

 午前10時~午後5時。中学生以上900円、4歳~小学生450円。同園TEL078・891・1247(斎藤雅志)