宝塚市の民家で2020年6月、男女4人がクロスボウ(ボーガン)で撃たれて死傷した事件で、殺人と殺人未遂の罪に問われた無職野津英滉(ひであき)被告(28)の裁判員裁判が30日、神戸地裁であった。午後には被告人質問が行われ、弁護士から動機や当時の心境に関する質問があり、野津被告は時折考え込むような間を挟みながら静かに答えた。
主な内容は以下の通り。
■今の状況について
-前かがみの状態で座っているがどこか痛いのか
「首の辺りですかね」
-いつ頃から痛いのか
「拘置所に入ってからですね」
-拘置所では薬は飲んでいるか
「はい」
-何の薬か
「知りません」
■犯行動機について
-平成30年(2018年)の夏に体に変化があった