待機スペースを確保するため、スロープ型に改良される踏切の完成予想図(国土交通省兵庫国道事務所提供)
待機スペースを確保するため、スロープ型に改良される踏切の完成予想図(国土交通省兵庫国道事務所提供)

 今年1月に女性2人が亡くなる事故が起きた山陽電鉄西舞子-大蔵谷間の「山田川西踏切」(神戸市垂水区西舞子1)について、国土交通省と神戸市、兵庫県警は安全対策として、待機場所を拡幅することを決めた。2人は待機場所を誤って電車にはねられたとみられ、踏切の構造が問題視されていた。

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 踏切内は山電とJR神戸線が並走し、南側の遮断棒と、そのすぐ南を走る国道2号との間に幅約1メートルの待機場所がある。国道に向けて約23度の傾斜があり、狭さと勾配が危険だと指摘されていた。