神戸新聞NEXT
神戸新聞NEXT

 1月31日に兵庫県宝塚市であった演説で、参政党の神谷宗幣代表は外国人政策に触れ、「日本人雇って補助金は出ないけど、外国人を雇ったら出るんですよ。そんなおかしな制度ないじゃないですか」と発言。神戸新聞は、厚生労働省への取材や公開資料に基づくファクト検証で「誤り」と判定した。

 同じ演説で神谷代表は「外国人の増加と治安の悪化」についても言及。この主張は、昨年夏の参院選時に検証済みだ。専門家や警察庁への取材、統計資料から、外国人の増加が治安悪化の原因になるとは言えないことが分かっている(詳細はリンク先の記事で)。

 宝塚市での神谷代表の演説の該当部分は次の通り。

参院選、外国人巡る「誤った」言説拡散 「治安の悪化招く」「土地買っても相続税なし」

「外国人増加で治安悪化」の言説、警察庁「単純に論ずることは困難」 参院選中、ネットで飛び交う

「耳当たりよい」外国人否定に警鐘 参院選で争点化 大阪大・五十嵐准教授に聞く

 (参政党の主張の)二つ目は、これをやって、ちゃんと行くかどうかということを確認するまで、移民の数を制限するんです。極力もう入れないということです。これは外国人が嫌いだから、どうかってことじゃないんですよ。今のままいったら、日本はもう10年後、20年後には移民国家になっちゃうから、止まらなくなるんです。移民の方も家族を連れてきて良いという制度にしちゃってるから、どんどん来たら、そこでまた結婚して増えてっていう形で、民族構成変わっちゃうんですよ。ヨーロッパとかアメリカみたいになっていくからですね、それを止めておきたいんです。

 でも、どうしても必要なところは、数を絞って入れて、で、働いてもらってお金稼いで帰ってもらうということです。社会保険も、ちゃんと、ね、社会保障をちゃんと手当てして、ちゃんとお金を稼いでもらって、日本人と同じ条件で、日本人より安い賃金で雇っちゃダメです。日本人と同じ条件で雇ってもらいましょう。そしたら、外国人の方と日本人の賃金が本当に一緒になったら、日本人雇うようになりますから。

 結局ね、外国人雇って賃金を下げたいわけですよ。日本人、本当は働きたい人いるのに、そういう人たちを外国人に置き換えているわけですよ。おかしいじゃないですか。日本人雇って補助金出ないけど、外国人雇ったら出るんですよ。そんなおかしな制度ないじゃないですか。それやったら、地元の高校生とか雇ったら、補助金が出るようにしたらいいですよ。ね。外国人を雇って補助金とか意味が分からない。

 こういったおかしなことを一回立ち止まって見直すということ。ね。今、高市政権は入ってきた外国人のチェックは厳しくしますと言ってくれています。それはいいことです。それも必要。けれども、その前にやることは、数を制限して、警察官とか入管の人たちとか、犯罪とかいろんな法律を取り締まる人たち、その人たちをちゃんと数を増やして配備することです。そうじゃないと、入管の人、もういっぱいいっぱい。外国人犯罪の取り締まりの警察官も人が足りないってなっています。

 そんな中で、数だけどんどん増やしていったら、治安は悪くなるでしょう。治安は金じゃ買えませんからね。宝塚なんて日本でも、有数の治安良いところですよ。そんなところで、どんどん犯罪が増えていくなんてなったら、宝塚ブランドが一気に落ちるじゃないですか。ね。そんなことは嫌でしょう。私は吹田に住んでましたから、吹田もなかなかハイブランドですよ。そういった町がやっぱりあるということは資産だし、そこにやっぱり富裕層が集まって税収が集まって、いい教育ができるようになるわけじゃないですか。ね。これは、お金じゃ買えない資産なんですよ。治安がいいとか、町のブランドが高いっていうのは。

 それを一気に大量に外国人を入れてしまったら、申し訳ないけど、ね、貧困層とか入ってくると、ブランドが落ちるんです。当たり前です。これは差別じゃありません。事実です。そういったことを、私たちは止めたい。