県政リアル 知事就任5年
県政リアル 知事就任5年

 「急に収支不足の話が出てきた。われわれには、どうしようもないでしょう」

 2026年度の予算案編成を控えた昨年9月、兵庫県庁2号館の査定室に知事斎藤元彦(48)の不機嫌な声が響いた。

 県幹部が、長期金利の上昇で財政が圧迫され、新年度予算に影響が出ると説明した直後だった。これまでも折々に報告していたが、まるで初めて聞いたかのような反応に約20人の職員が黙り込んだ。