世界選手権の女子シンクロ高飛び込み決勝で演技する荒井祭里(手前)と板橋美波=福岡県総合プール
世界選手権の女子シンクロ高飛び込み決勝で演技する荒井祭里(手前)と板橋美波=福岡県総合プール

 7月30日に閉幕した水泳の世界選手権で、JSS宝塚で練習を積む板橋美波、荒井祭里の2人が存在感を発揮した。23歳の板橋は伊藤洸輝とのペアで臨んだ混合シンクロ高飛び込みで、日本勢初の銅メダル。22歳の荒井は女子高飛び込みで決勝に進み、来夏のパリ五輪出場権を獲得した。類いまれな練習量を誇った2人がけがで方針転換を強いられ、「質」を突き詰めて成果を手にした。