神戸新聞NEXT
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 陸上の世界選手権第2日は20日、ブダペストで行われ、男子100メートル決勝でサニブラウン・ハキーム(東レ)は無風の中を10秒04で走り、6位に入賞した。昨年の7位を上回る日本勢最高成績。五輪を含めても、1932年ロサンゼルス五輪の吉岡隆徳の6位に並んだ。この種目で決勝に2度進んだのは日本勢で初めて。

 ノア・ライルズ(米国)が9秒83で初制覇し、3連覇を狙う200メートルとの2冠に可能性をつないだ。サニブラウンは準決勝で自己記録に並ぶ9秒97をマークし、1組2着で通過。パリ五輪の参加標準記録(10秒00)を突破した。柳田大輝(東洋大)は10秒14の2組7着で落選した。

 女子1500メートル準決勝で田中希実(ニューバランス、西脇工高出身)は4分6秒71の1組12着となり、決勝に進めなかった。男子1万メートルの田沢廉(トヨタ自動車)は28分25秒85で15位に終わった。