5位でフィニッシュした兵庫のアンカー村本一樹(撮影・斎藤雅志)
5位でフィニッシュした兵庫のアンカー村本一樹(撮影・斎藤雅志)

 兵庫の誇りを胸に、実業団ランナー2人が初の安芸路を駆け抜けた。東京五輪5000メートル日本代表の坂東と、昨秋のマラソングランドチャンピオンシップ(MGC)に出場した村本。ともに区間順位は20番台で順位を落とし、村本は「力不足」と悔しがったが、「後輩たちが頑張る姿に刺激をもらった」と流れをつくった中高生へ感謝した。

 いずれも兵庫代表入りの経験はあるが、コロナ禍で大会が中止になるなど出番が巡ってこなかった。先頭でたすきを受けた3区坂東は年明けにインフルエンザに感染し、万全でない中で入賞圏内で耐え、アンカー村本は激しい上位争いを演じた。