スタンドで観戦しながら解説し、大会を盛り上げた=20日、ユニバー記念競技場(撮影・風斗雅博)
スタンドで観戦しながら解説し、大会を盛り上げた=20日、ユニバー記念競技場(撮影・風斗雅博)

 世界104カ国・地域から1073人のパラアスリートがエントリーし、ユニバー記念競技場(神戸市須磨区)で熱戦を繰り広げたパラ陸上の世界選手権は25日夜、閉幕する。期間中、自ら観客席を盛り上げ、裏方のスタッフにねぎらいの声をかけるなど、大会の陣頭指揮を執ったのが、ロサンゼルス五輪女子マラソン代表で大会組織委員会会長の増田明美さん(60)だ。10代の頃、神戸で脚光を浴びた天才少女。あれから約40年、「KOBE」の大会運営で独特の手腕を発揮した。(大原篤也、有島弘記、岩崎昂志、山本晃)