「神戸マラソン２０２５」（神戸新聞社など共催）は１６日、神戸市中央区の同市役所前をスタート地点に開催される。明石市の大蔵海岸付近で折り返し、フィニッシュ地点の神戸ハーバーランド（神戸市中央区）を目指す新コースを、約２万人のランナーが駆ける。
神戸マラソンは２０１１年に始まった。大会テーマ「感謝と友情」には、１９９５年の阪神・淡路大震災で国内外から寄せられた支援に対する思いがこもる。昨年１月の能登半島地震の被災者も参加する。
今大会から、フィニッシュ地点を神戸・ポートアイランドから神戸ハーバーランドに変更。終盤の急坂がなくなり、高低差が少ないフラットなコースとなった。マラソン日本代表選考に活用される「マラソングランドチャンピオンシップ（ＭＧＣ）」シリーズに加盟し、好記録が期待される。
スタートは午前９時、９時１５分の２回に分けて出走する「ウエーブスタート」を採用。震災復興の象徴とされる神戸・長田の鉄人２８号モニュメント近くを通り、海沿いを西に走る。大蔵海岸付近で折り返し、フィニッシュを目指す。（田中宏樹）
