創設30周年の記念試合を前に、震災後の苦難を語った(左から2人目の)初代監督スチュアート・バクスター氏と通訳のクリスティアン・メリリャン一色さん(左端)、永島昭浩さん(右から2人目)、大久保嘉人さん(右端)=2025年8月、ノエビアスタジアム神戸
創設30周年の記念試合を前に、震災後の苦難を語った(左から2人目の)初代監督スチュアート・バクスター氏と通訳のクリスティアン・メリリャン一色さん(左端)、永島昭浩さん(右から2人目)、大久保嘉人さん(右端)=2025年8月、ノエビアスタジアム神戸

 サッカーJリーグ1部(J1)の3連覇を逃し、2025年は3季ぶりの無冠に終わったヴィッセル神戸。ただ、リーグ戦は5位で連覇を狙った天皇杯全日本選手権も準優勝と、すっかり強豪の仲間入りを果たした。クラブ発足後の初練習を予定していた1995年1月17日に発生した阪神・淡路大震災から間もなく31年。初代監督スチュアート・バクスター氏(72)の通訳を務めたクリスティアン・メリリャン一色さん(53)は「いいときも悪いときも応援され続け、ここまで大きなクラブになって感無量」と歩みを思い起こす。(井川朋宏)

 昨年8月、ノエビアスタジアム神戸(神戸市兵庫区)。OBがそろった創設30周年の慈善試合を前に2人は再会し、イベントで登壇した。十数年ぶりに神戸を訪れたというバクスター氏は「いろんな大変な思いがこみ上げる」と語った。