東京大学や慶応義塾大学などの学生でつくる劇団「遊学生」が10、11日、宛先のない手紙を巡る郵便配達員のオリジナル劇「ディア・ディア」を、立光寺(豊岡市日高町江原)の本堂で上演する。2回目の豊岡公演で、今回は観光客でにぎわう海水浴場「父母(ちちぶ)ケ浜」(香川県三豊市)で清掃奉仕する人の思いを脚本に込めた。(丸山桃奈)
遊学生は、元文部科学副大臣の鈴木寛さんが両大学で主宰する二つのゼミを母体とし、2020年に発足した。劇団名は、出石藩出身で東大初代総理(今の総長)の加藤弘之を補佐し、のちに自身も総長となる浜尾新が「藩費遊学生」として慶応義塾で学んだ経緯が由来という。

























