東京大学の学生らが小野市を通じ、受け取ったそろばん51丁を南アフリカの小学校に寄贈する。使わなくなった中古品を小野市が募り、珠算教育に取り組む外国へ無償提供する「そろばんリユース事業」を活用した。東大生が注目したのは電源やパソコン端末がなくても学習できるそろばんの強み。5人が12月9~12日に現地の貧困地域を訪れ、電気を使わない学習や教員研修に生かす。(坂本 勝)
活動するのは非営利団体「Ubunture(アバンチュアー)」の学生ら。「暮らしながら学ぶ」をテーマに、高校生や社会人と共同生活する教育寮「シモキタカレッジ」(東京都世田谷区)の利用者を中心に結成した。同国ヨハネスブルクに留学中のメンバーもおり、橋渡し役を務める。
























