復興に向けた「城崎温泉喜多町まちづくり協議会」の役員、平位英樹さん(左)と細田孝夫さん。城崎大火の被災者でもある=豊岡市城崎町湯島
復興に向けた「城崎温泉喜多町まちづくり協議会」の役員、平位英樹さん(左)と細田孝夫さん。城崎大火の被災者でもある=豊岡市城崎町湯島

 城崎温泉街(豊岡市城崎町)で2015年1月3日に発生した大火では、火元に近い「喜多町地区」の住民のうち、約4分の1の世帯が被災した。全半焼12棟を含む計26棟が被害を受け、焼け出された住民らは仮住まいに身を移し、建物や生活の再建を目指した。

 喜多町町内会は火災の当日から、被災者向けの説明会を何度も開催した。同年2月には、被災者らを中心に復興協議会が設立された。