県大会で演奏する「養父太鼓 鼓彩」のメンバー=養父市八鹿町国木
県大会で演奏する「養父太鼓 鼓彩」のメンバー=養父市八鹿町国木

 高校生以下が和太鼓の腕を競う「日本太鼓ジュニアコンクール」の兵庫県大会が11月、養父市であった。新型コロナウイルス禍と競技人口の減少で県大会開催は5年ぶり。開催地である同市の「養父太鼓 鼓彩(こい)」の練習と本番の姿に密着した。(吉田みなみ)

 同コンクールは、公益財団法人・日本太鼓財団(東京都)の主催。全国大会には例年、各都道府県の地区予選を突破した団体や海外チームなど約50団体が参加する。

 兵庫では例年5、6団体が地区予選に参加し、全国大会出場を懸けて戦ってきたが、コロナ禍で練習時間やメンバーの確保が困難に。この4年は県大会が開催されず、全国大会へは遠征が可能で出場意欲のあるチームを推薦する形をとっていた。