太平洋戦争末期、現豊岡市但東町から満州（現中国東北部）の浜江省蘭西県に入植して農業に従事した「高橋村満州開拓団」は、敗戦前後の混乱で追い詰められ、１９４５年８月１７日に集団自決を図り、女性や子どもら２９８人が亡くなった。入水したが生還し、経験を語り継ぐ同町の山下幸雄さん（９２）は、手記などで「終わりそうにない戦争や満州行きに不安はあったが、口にできなかった」と振り返る。（阿部江利、大高 碧）
＜集団自決「高橋村満州開拓団」 生還した山下さんは伝える＞満州行き、不安は口に出せず
印刷
サービス・事業
神戸新聞がもっと便利に。
電子版でできること。
電子版でできること。
