専用のハサミで丹波黒を収穫する北川正さん(左)=丹波篠山市川北
専用のハサミで丹波黒を収穫する北川正さん(左)=丹波篠山市川北

 丹波篠山市発祥の黒豆「丹波黒」の収穫・出荷が最盛期を迎えている。「おせち料理」の煮豆になくてはならない素材で、市内の農家が刈り取りや乾燥、選別などの作業に追われている。正月前に出荷し、全国の百貨店などに並ぶ。

 丹波黒は地元の特産品。古くから丹波地域で栽培され、江戸幕府にも献上された。大粒で、煮ても皮がやぶれにくいことや独特の甘み、こくが特徴だ。