丹波篠山ブランドの代表として全国的に知られる特産品「黒豆」の栽培が、丹波篠山市内各地で始まった。梅雨入りで蒸し暑い日々が続く中、農家らが種豆の植え付けや畑への定植に奮励。栽培のビギナーや都市部の学生が参加した実習もあり、高い品質を長年保つノウハウを学んだ。(秋山亮太、堀井正純)
■陽光にひょっこり、愛らしい姿 野々垣生産組合(育苗)
「黒豆」栽培の初めの一歩は「育苗」に始まる。約30人で活動する丹波篠山市東部の「野々垣生産組合」の作業所では、発芽の工程を終えた苗が初めて太陽の下に顔をのぞかせた。