竜脚類と呼ばれる恐竜に着目した企画展「BIGs~丹波竜と竜脚類の進化~」(神戸新聞社など主催)が、丹波市山南町谷川の丹波竜化石工房ちーたんの館で開かれている。竜脚類は長い首と小さな頭が特徴で、同市で化石が発見された「丹波竜」もその一例。国立科学博物館(東京)といった施設が所蔵する標本など約30点を特別展示し、かつて地上に繁栄した巨大生物の歴史を紹介する。9月23日まで。(那谷享平)
見どころは、群馬県立自然史博物館が収蔵する「カマラサウルス」の幼体の全身骨格(全長約4・6メートル)。一部に実物の化石が使われている。最初期の竜脚類である小型恐竜の骨格と、ちーたんの館の目玉である丹波竜の骨格(全長約15メートル)を並べて置くことで、竜脚類が巨大化していく流れを視覚的に伝えている。