【ブラジリア共同】ブラジル最高裁は11日、クーデター計画などの罪に問われたボルソナロ前大統領の判決公判を開き、判事1人が新たに有罪支持を表明した。判事5人のうち有罪判決支持が過半数の3人に達し、ボルソナロ氏が有罪となることが確実となった。量刑は12日に言い渡される見通しで、禁錮40年超となる可能性がある。
検察は、2022年大統領選で敗北したボルソナロ氏や側近が権力維持を目的にルラ大統領の暗殺を含むクーデターを計画したとして有罪判決を求めた。
最高裁は判決に向けた集中審理を2日に始めた。無罪を主張したボルソナロ氏は体調悪化を理由に出廷しなかった。