収獲の最盛期を迎え、道の駅ひらたへ運び込まれた激辛唐辛子ハバネロ。奥は選別作業をする高野哲也駅長=15日、福島県平田村
 収獲の最盛期を迎え、道の駅ひらたへ運び込まれた激辛唐辛子ハバネロ。奥は選別作業をする高野哲也駅長=15日、福島県平田村

 「日本一辛い村」をうたう福島県平田村で、激辛唐辛子ハバネロの収穫が最盛期を迎えている。東京電力福島第1原発事故の風評被害に苦しむ2012年、農家が栽培を始め、徐々に関連商品の人気に火が付いた。人口約5200人の村に希望を与えている。

 ソフトクリームやカレーなどハバネロを使った商品を開発、販売する道の駅ひらた(高野哲也駅長)に9月中旬、収穫された赤色の実が続々と軽トラックなどで運び込まれた。買い上げは13年前の150キロから毎年増え、今年は過去最多の10トンを見込む。村は買い取りに補助も出している。

 他県からも商品の注文は多く、供給が追いつかないほどの好評ぶりだ。