【ソフィア共同】ドイツの自動車部品大手ボッシュは25日、2030年末までに世界の従業員の約3%に当たる1万3千人を追加削減すると発表した。関税負担や競争激化で市場環境が厳しくなっていると説明、コスト削減で競争力を高める。
ドイツ国内の拠点で実施する。ディーゼル車向けの部品などを生産する南部シュツットガルトの拠点では約3500人を削減。他の拠点でも開発や購買、営業といった幅広い職種で人員を減らす計画だとしている。
ボッシュは、関税などの貿易障壁に加え、電動化や自動運転技術の普及が想定よりも遅れていると指摘した。製品の需要が欧州以外の地域に移っているという。