1957(昭和32)年春、神戸新聞に入社した24歳の内橋克人は経済部に配属された。新人記者は神戸港周辺に集積する中小貿易商社や、ケミカルシューズなどの地場産業を担当するならわしだ。大手商社は兼松が本社を置いているぐらいで海岸通などの雑居ビルに無数の中小の貿易商社が集積していた。
1957(昭和32)年春、神戸新聞に入社した24歳の内橋克人は経済部に配属された。新人記者は神戸港周辺に集積する中小貿易商社や、ケミカルシューズなどの地場産業を担当するならわしだ。大手商社は兼松が本社を置いているぐらいで海岸通などの雑居ビルに無数の中小の貿易商社が集積していた。