東京都庁舎(左)と都議会議事堂=東京都新宿区
 東京都庁舎(左)と都議会議事堂=東京都新宿区

 東京都の小池百合子知事は30日、都議会定例会の代表質問で、23区内の火葬料高騰を受け「民間火葬場に対して指導を適切に行えるよう区と連携し、必要な法改正を国に要望していく」と述べた。本年度に都内の全施設の火葬能力を調査することも明らかにした。都民ファーストの会の森村隆行氏に対する答弁。

 23区内には火葬場が9カ所あり、公営は2カ所で残りは民営となっている。民営の火葬料値上がりで公営と数万円の差が生じているが、現行法では指導権限が都になく、都議会の各会派から対応を求める声が上がっていた。

 小池氏は「安定的な体制確保を目指していく」などと述べた。