【ワシントン共同】トランプ米大統領は20日、ホワイトハウスで記者団に近く「日本に行く」と述べ、2期目初となる訪日を明言した。日米両政府は27~29日の日程で調整しており、日本による対米投資や防衛費負担増が主要議題。日本に先立ち、マレーシアも訪れる。訪日後、韓国へ向かい、中国の習近平国家主席との会談に臨む予定。
トランプ氏は首相に21日選出される見通しの高市早苗氏と会談し、石破政権下で関税引き下げの代わりに結んだ総額5500億ドル(約83兆円)の対米投資の確実な履行を要求。エネルギー分野などで具体的な投資内容を突き付ける可能性もある。
ウクライナ侵攻を続けるロシアへの圧力強化に向け、日本にロシアからの液化天然ガス(LNG)輸入を止めるよう求めるとみられる。
防衛費を巡っては、トランプ政権は水面下で国内総生産(GDP)比3・5%への引き上げを求めている。在日米軍駐留経費の日本側負担(思いやり予算)の増額も取り上げられそうだ。日本滞在中、米海軍横須賀基地(神奈川県横須賀市)の視察も計画している。