名古屋市の東山動植物園で飼育していた雄のアミメキリン「トリノ」=6月(同園提供)
 名古屋市の東山動植物園で飼育していた雄のアミメキリン「トリノ」=6月(同園提供)

 名古屋市の東山動植物園は24日、飼育していた雄のアミメキリン「トリノ」が死んだと発表した。2005年12月生まれの19歳で、人間に例えると70歳前後だという。23日午後に転倒し、水堀に落下。飼育員が引き上げたが、立ち上がることができず、死んでいるのを確認した。

 園では、25日から来月3日まで献花台をキリン舎前に設置する。05年に名古屋市とイタリアのトリノが姉妹都市提携を結んだことが名前の由来となった。アミメキリンは昨年末時点で、国内で約180頭が飼育されているという。