農林水産省は24日、全国の小売店約6千店で13~19日に販売されたコメ5キロの平均価格が前週に比べて37円高い4247円だったと発表した。新米が高値で取引されており、水準を押し上げた。政府が随意契約で放出している割安の備蓄米の効果は薄れている。
随意契約の備蓄米は年末ごろまで販売が続く見通しだが、流通量が減り、価格に与える影響は小さくなっている。新米の高騰は集荷競争が激化し、各地の農業協同組合(JA)が農家に支払う代金が過去最高水準になっているためだ。
全9地域のうち6地域が4千円台で、最も高いのが北陸の4605円。

























