小名浜港で今季初めて水揚げされた秋の味覚サンマ=27日午前、福島県いわき市
 小名浜港で今季初めて水揚げされた秋の味覚サンマ=27日午前、福島県いわき市

 福島県いわき市の小名浜港で27日朝、秋の味覚サンマが今季初めて水揚げされた。例年より大ぶりの銀色の魚体が朝日を浴び、港は活気に包まれた。

 サンマ漁船5隻が計11・5トンを運び込み、1キロ当たり510~710円で取引された。北海道根室市の第83恵隆丸は24日から26日にかけて宮城県の金華山沖などで3トンを漁獲。漁労長長崎雅裕さん(63)は「量は多くなかったが、昨年などに比べて1・5倍ほど大きそう。脂の乗りも良く、刺し身や塩焼きで食べてもらいたい」と話した。

 長崎さんによると、海水温が高めで推移しており「いつ、どこで取れるか見通せないが、今後、増えてくれれば」と期待した。