海上自衛隊佐世保基地に寄港したインド海軍のフリゲート艦サヒヤードリ=28日午前、長崎県佐世保市
 海上自衛隊佐世保基地に寄港したインド海軍のフリゲート艦サヒヤードリ=28日午前、長崎県佐世保市

 インド海軍のフリゲート艦サヒヤードリが28日、海上自衛隊佐世保基地(長崎県)に入港し、歓迎行事が開かれた。自衛隊とインド軍は近年、防衛協力を深めており、今回の寄港は補給と乗組員の休養が目的。今月31日に出港する。

 出迎えた海自佐世保地方総監部の浅利進吾1等海佐は「自由で開かれたインド太平洋を実現するためには、インド海軍と海上自衛隊の相互運用性の向上が必要だ」と話した。艦長のラジャット・クマル大佐は「インド海軍は海自とのパートナーシップを高く評価している」と応えた。

 サヒヤードリは今月中旬、九州西方の海域で海自の護衛艦や潜水艦と共同訓練を実施。その後、海自横須賀基地(神奈川県)にも寄港した。