【バンコク、プノンペン共同】国境地帯での衝突が続くタイとカンボジアで11日、周辺住民の避難が計約60万人に上った。両国政府が明らかにした。11日も両国軍はロケット砲やドローンによる攻撃で応酬。タイ軍によると、兵士の死者は9人になった。カンボジア国防省は兵士の犠牲を公表していないが、民間人の死者は10人に上ったと説明した。
7月の軍事衝突を受けた10月の和平合意を仲介したトランプ米大統領は、近く両国の首脳らと電話会談する意向を9日に表明。タイのアヌティン首相は11日、記者団に「タイは相手から攻撃を受けており、自衛する必要がある。電話があれば状況を説明する」と強調した。
























