長崎県佐世保市で昨年1月に交通事故で女性にけがをさせ逃走したとして、道交法違反(ひき逃げ)罪などに問われた男性被告(53)の長崎地裁佐世保支部公判で、検察側が昨年12月に無罪を求める論告をしていたことが5日、分かった。被告は起訴後にてんかんと診断され、検察側は事故時に発作を原因とする意識障害を起こしていた可能性があると判断した。
弁護側は最終弁論で、事故時に罹患の認識はなく、事故を起こした認識や記憶もなかったとして、ひき逃げの故意はないと主張した。結審し、岩田光生裁判長は判決期日を28日に指定した。
被告は取材に「責任は自分にあり、被害者に申し訳ない」と謝罪。取り調べでは「意図して逃げたのではないと一貫して訴えたが、聞き入れられなかった」と話した。
起訴状によると、昨年1月28日午前、乗用車で走行中に信号待ちの女性の乗用車に時速約14キロで追突し、女性に約2週間のけがをさせたとしている。
論告によると、被告は起訴後の昨年4月、佐賀県の駐車場で接触事故を起こし、病院の検査でてんかんと診断されたとしている。























