フルアタックでゴールまで駆け抜け、電光掲示板を見上げた。アルペンスキー男子大回転のピニェイロブローテンは14日、一番上で緑色に光る自分の名前を確認すると、込み上げる感情を抑えきれず倒れ込んだ。
1回目に最速タイムを刻み、連覇を狙う2着のオーデルマットに0秒95差をつけた。湿った雪が強く降る2回目は急斜面で外側のスキーが暴れたが、緩斜面へのつなぎでタイムロスを最小限に抑え、トップを守った。
「2億人の国民のために勝ち取れて最高だ」。全競技を通じてブラジル勢初となる冬季大会のメダルは、自分を受け入れ、手厚くサポートしてくれた母の祖国への恩返しだ。ノルウェー代表だったが同国スキー連盟と仲たがいし、一度は引退を表明。国籍を変更してレースに戻り、試行錯誤をしながら頂点に上り詰めた。























