記者会見する袴田ひで子さん(右)=23日午後、東京・内幸町の日本記者クラブ
 記者会見する袴田ひで子さん(右)=23日午後、東京・内幸町の日本記者クラブ

 刑事裁判をやり直す再審制度の見直しを巡り、1966年静岡県一家4人殺害事件で再審無罪が確定した袴田巌さん(90)の姉ひで子さん(93)が23日、東京都内の日本記者クラブで記者会見し「再審を求める人が大勢いる。制度に不備があるなら、正してもらいたい」と語り、自民党内などで続く議論の進展に期待を示した。

 3月下旬、自民党内で刑事訴訟法改正案の議論が始まったが、法務省が検察抗告の全面禁止に難色を示し、紛糾している。

 袴田さんは2014年、静岡地裁で再審開始決定を受けた後、検察が即時抗告。再審開始確定まで9年かかった。ひで子さんは「巌だけが助かればいいという問題ではない」とも強調した。