【ロンドン共同】スウェーデンのストックホルム国際平和研究所(SIPRI)は8日、実戦配備済みの世界の核弾頭は1月時点で推計4012発となり、昨年1月から100発増えたと発表した。米ロ中英仏に加え、インドも新たに実戦配備を始めたとみられると分析。核保有国が核兵器への依存を強め、新型の兵器や運搬手段の導入による「質的な軍拡」が進行していると指摘した。

 米ロの核軍縮合意、新戦略兵器削減条約(新START)が今年2月に失効し、核拡散防止条約(NPT)再検討会議は5月、成果文書を採択できずに決裂。SIPRIによると、実戦配備されずに保管されている核弾頭も31発増え5733発。

 実戦配備済みのうち2100~2200発は弾道ミサイルに搭載され、高度な即応態勢にあるとみられる。退役も含めた核弾頭の総数は1万2187発で微減した。

 最も多く核弾頭を実戦配備しているのはロシアで、78発増えて1796発になった。米国が1770発で続き、フランスが280発、英国は120発。米仏英はいずれも昨年1月と同数だった。中国は10発増の34発。