レバノンの首都ベイルートで、イランの前最高指導者アリ・ハメネイ師を追悼するため写真やイラン国旗を掲げる人々=8日(ゲッティ=共同)
 レバノンの首都ベイルートで、イランの前最高指導者アリ・ハメネイ師を追悼するため写真やイラン国旗を掲げる人々=8日(ゲッティ=共同)

 【テヘラン共同】米イランがレバノンでの戦闘再燃を防ぐために設置した「衝突回避チーム」に、イランがレバノンの親イラン民兵組織ヒズボラを参加させるよう求めたことが11日分かった。イラン外交筋が明らかにした。米国が反対するのは必至。米イランが近く開催を模索している戦闘終結に向けた実務者協議で新たな対立点となる可能性がある。

 レバノンではイスラエルとヒズボラが交戦し、米イラン協議の障害となってきた。米イランは戦闘終結に向けた覚書署名後、6月下旬のスイスでの初協議で衝突回避チームの設置で合意。発表した共同声明で参加者は「米イランとレバノン、仲介国」とされ、ヒズボラは明記されていない。

 イラン外交筋によると、アラグチ外相が今月10日、イランを訪れた仲介国カタールの政府関係者に対し、ヒズボラを参加させるよう要求した。これまでの協議で米側は、ヒズボラを加えることに強く反対してきているという。

 レバノンを巡っては、米国がイスラエル、レバノン両政府の和平合意に向けた協議を推進し、ヒズボラの武装解除を目指している。