地震後の爆発で犠牲者が出た「イオンモール熊本」=10日、熊本県嘉島町
 地震後の爆発で犠牲者が出た「イオンモール熊本」=10日、熊本県嘉島町

 熊本地震後に爆発が起き、テナント従業員7人が死亡した「イオンモール熊本」(熊本県嘉島町)の事故で、現場にいたイオンやイオンモールの複数の社員が避難後の再入館をテナント従業員に許可していたことが12日、分かった。貴重品の回収やレジ締めの要望が寄せられたためで、施設の安全確認が完了する前だった。イオンモールの大野恵司社長は11日、遺族に面会し、謝罪した。

 イオンは12日、原因解明を待たず、遺族と補償について早期に協議する意向を示した。吉田昭夫社長は爆発翌日の7月29日に熊本市で記者会見し、従業員らに再入館を認めるアナウンスや許可を出したかと問われ「一切ない」と否定していた。

 だがその後、複数のテナント従業員が「戻る許可があった」と証言。イオン側も従業員への聞き取り調査などで、現場の判断で個別に応じたことを確認した。本来はライフラインや建物などの安全を確認し、施設立ち入りを認める責任者の正式なアナウンスを経て入館することになっていた。