【ワシントン共同】米紙ウォールストリート・ジャーナルは12日、ドイツで今春に行われた軍事演習で、ウクライナ軍の無人機部隊が米軍部隊を撃破し「勝利」したと報じた。ロシアの侵攻を受けるウクライナは無人機の運用に習熟する一方、無人機攻撃に対する米軍の脆弱さが浮き彫りになったとしている。

 同紙によると、軍事演習は大規模な地上作戦に焦点を当てた内容で、今年4~5月に実施された。米軍人約3500人が参加。ウクライナ軍の無人機部隊を含む相手勢力が守る陣地を攻撃するシナリオだった。

 米軍側は装甲車両を投入したが、車両が巻き上げた砂ぼこりでウクライナ側の偵察用無人機に容易に発見され、爆発物を投下する無人機や、標的に突入する一人称視点(FPV)の無人機が飛来。ウクライナ軍が非常に速いペースで米軍車両を撃破したことから、演習を続けるため、一度撃破された車両を再投入する措置が取られたという。

 米軍は無人機を使った戦闘について習熟することが極めて重要であるにもかかわらず、現状は対応できていないとする専門家の分析も紹介した。