オマーン沖のホルムズ海峡付近に見える船舶=17日(ロイター=共同)
 オマーン沖のホルムズ海峡付近に見える船舶=17日(ロイター=共同)

 【カイロ、ワシントン共同】オマーン外務省は21日、バドル外相がイランのアラグチ外相と電話で会談し、封鎖状態が続くエネルギー輸送の要衝ホルムズ海峡の開放に向けた調整や、対話の環境整備について協議したと発表した。ただイランは海峡開放の条件を引き上げるなど強気の姿勢を崩しておらず、膠着状態の打開につながるかどうかは不明だ。

 一方、イランメディアによると、ペゼシュキアン大統領は21日、首都テヘランでの会合で「われわれはいじめに屈しない」と強調した上で「今日こそ戦争を終わらせるべき時だ。世界はイランの(米国に対する)勝利を認めている」と述べた。

 英紙フィナンシャル・タイムズはこの発言に関し、トランプ米政権が経済的圧力を強める中、イラン内部で紛争継続について議論が起きていると指摘。革命防衛隊など軍部は圧力への抵抗を訴えるが、ペゼシュキアン氏や対米交渉を率いるガリバフ国会議長らは国民の苦境が深刻化することを懸念しているという。

 トランプ米大統領は21日、イランは「適切な合意を結ぶ準備が整っていない」と主張した。