熊本県で最大震度7を観測した地震について、広島大の熊原康博教授(自然地理学)らは発生翌日から現地調査を実施した。震源とみられる日奈久断層帯のうち「高野-白旗区間」のほぼ全域が動いていたことがこれまでの分析で判明。「日奈久区間」の北中部と合わせ、震源断層の長さは約38キロに上るという。

 ただ日奈久区間の活動は一部にとどまったことから、熊原教授は「大きな地震が今後起きる可能性がある」と話す。

 チームは同県益城町から八代市までの計148地点で、地表に現れたずれの量や場所を調査。高野-白旗区間に主に該当するエリアを調べたところ、2016年の熊本地震とほぼ同じ場所が再びずれ動いた北部の区間と、16年ではずれがなかった南部の区間に分けられるとした。

 北部約7キロの「A区間」は揺れに反応しやすいため、今回も動いたと分析。南部約7キロの「B区間」は断層が途切れるなどはっきりせず、ずれの確認は一部にとどまった。

 日奈久区間は、ずれが見つかった北中部をC区間(約24キロ)と区分。八代市では最大127センチの横ずれがあった。