土石流と洪水で泥にまみれて損壊した建物が見られる被災地=29日、ネパール・ビドゥール(共同)
 土石流と洪水で泥にまみれて損壊した建物が見られる被災地=29日、ネパール・ビドゥール(共同)

 【カトマンズ共同】ネパールの災害対策当局は29日夜、中国との国境付近で起きた土石流と洪水の行方不明者が2498人に達したと発表した。中国での554人と合わせ、計3052人となった。死者はネパールで675人、中国で7人の計682人。中国の死者、行方不明者は国営通信新華社が報じた。26日の発生以降、犠牲者は増え続けており、被害の全容は見えていない。

 一方、ネパール当局によると、隣国インドや中国、欧米などの15カ国の出身者と、国籍が確認できない外国人の計261人が救助された。ネパールに観光目的で入国していた大阪の日本人家族5人の安否は分かっていない。

 AP通信によると、土石流で甚大な被害を受けたネパール中部ラスワ郡の水力発電所建設現場にあるトンネルには、泥の流入で100人以上が閉じ込められたとみられている。

 日本政府関係者やネパール観光当局によると、不明の日本人5人は大阪の40代夫婦と未成年の子ども3人で「ヤマモト」姓。ネパールの旅行会社によると、一家は26日朝に中国からネパールに入国後、連絡が途絶えた。